OneSourceがGoogleより勝るもの、劣るもの
当社では多くの大手企業の方々とお会いします。経営企画部門、調査部門、海外営業部門、財務部門、購買部門、そして専門的なコンサルティング会社等、多くの方々とお会いして、これらの企業が海外事業で悩んでいる点を教えて頂いております。
その中の一つのお話をご紹介します。
以前、ミーティングの際、某製造業の新規事業関係のご担当者A様からのご質問がありました。A様は技術開発畑に長らく在籍され、その後海外企業調査や業務提携の部門に移られた方でした。
A様のご質問としては、「OneSourceには2000万社以上の未上場企業が収録されているけど、Googleで調査すればもっとあるのではないか」「OneSourceを使わなくてもGoogleで事足りるのではないか」といったご指摘でした。
Google vs OneSource
A様に対する答えは、半分「Yes」であり、半分「No」です。
「Yes」の理由ですが、確かにGoogleを使えば世界中のウェブサイトを検索することが出来ます。また、OneSourceに2000万社以上収録されているとしても、世界中の企業がウェブサイトを持っていたら、2000万社でも全く足りません。(そもそも、全世界に何億社有るかということ自体が、誰も分からないことですが。)
よって、確かにA様が仰るように、Googleさえあれば世界中の企業をある程度は調査することが出来ます。
では逆に「No」の理由について申し上げますと、「Googleでの検索は時間が掛かる」ということです。例えば、「インドネシアの自動車部品製造業の売上100社のデータを作る」というタスクがある時に、OneSourceならものの3分程で調査し、エクセルにまで落とし込めます。Googleでは100社につき、一社一社情報を確認し、エクセルにデータ入力しなければならず、膨大な時間が掛かります。この点、OneSourceではビジネス情報の検索・調査・加工に適しています。
さらには、OneSourceで取得出来る情報は、世界的な調査会社が作成したレポートや2000万社に対して一社一社企業調査された内容が含まれています。すなわち日本で言えば、帝国データバンクや東京商工リサーチのレポートのようなレポートが2000万社以上含まれています。このような情報はウェブ上に無料で置かれているものではなく、それ自体対価を支払わないと得ることが出来ません。OneSourceでも同様に、一つ一つのレポートは第三者である調査会社/情報提供会社が作成したレポートであり、信頼性は高いものとなります。
このようにGoogleとOneSourceにはそれぞれメリット・デメリットがあります。Googleは無料で使うことが出来ますが、OneSourceは無料では提供しておりません。OneSourceが多くの一流企業がご利用頂いているように、「調査スピードの簡素化・スピード化」のためには、OneSourceがご提供出来るものも多くあります。
GoogleとOneSource、それぞれの使い道を頭に入れて頂いた上でご検討頂ければ幸いです。
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